今月の献立 〈第88回〉 2018年 4月 |
今年も新しい期がスタートした。4月からは会長席にランダムに選ばれた会員が着席し、毎回感想や評を述べるという形式が取られる。会長は都度にテーブル席を代わり、これまでとは違った視点から試作料理を味わい評する。好評の特別テーマは2名が別々のテーマで挑むというスタイルで行われた。 |
辻 宏弥さん 法善寺「浅草」 |
大引伸昭さん 辻調理師専門学校 |
長内敬之さん 旬鮮和楽「さな井」 |
特別テーマ 〜知られざる郷土食材を和する〜
第11回:福岡県 宗像市「のうさば」/福井県「寒干鱈」
福岡県の「のうさば」とは、サバではなくサメ。体長40〜50cm程度のホシザメを正月食材として干したもの。福井県の「寒干鱈」というのは、福井だけでなく北海道をはじめ日本海側の伝統食となっている干鱈(ひだら)を総称とするもの。スケソウダラやマダラを干し上げたものであり、地域の大切な保存食ともなっている。
撮影/藤澤 了 文/笹井良隆