今月の献立 〈第90回〉 2018年 6月 |
本会開催の前週18日。大阪の北部を震源とする地震が発生。枚方や吹田など大阪料理会の会員店の中からも被害の報告が届いた。一刻も早い復旧を願うばかりである。さて、今月は祭り月となる七月の前ということで、テーマには2名の会員が鱧を選択。それぞれに異なった視点からの料理が披露された。また前菜には大阪の五種の夏魚菜による面白い試みがなされた。 |
辻宏弥さん 法善寺「浅草」 |
石橋慶喜さん 日本料理 慶喜 |
坂本靖彦さん 割烹「さか本」 |
特別テーマ 〜知られざる郷土食材を和する〜
第13回:福岡県「ワケノシンノス」
ワケンシンノスは2度目の登場となる。有明海沿岸域で広く食用とされるイソギンチャクだが、独特な臭いや下処理が大変なことで敬遠される食材としても知られている。前回は揚げ物として紹介されたが、今回は大阪らしく佃煮と白味噌仕立てでの再登場となった。
撮影/藤澤 了 文/笹井良隆