今月の献立 〈第94回〉 2018年 10月 |
大阪湾にイルカやスナメリが生息しているというニュースをよく見かける。湾全体でかなりの水質改善が進んでいる証拠でもあるだろう。そして、その大阪湾と共に以前の姿に戻りつつあるのが淀川。今回は、そんな淀川に着目した前菜やテーマの発表となった。担当にあたった二人の坂本氏が川魚料理を得意とするだけに期待が高まる会となった。 |
杉本 亨さん 浪速割烹『和亨』 |
坂本 晋さん 北新地「味菜」 |
坂本靖彦さん 割烹「さか本」 |
特別テーマ 〜知られざる郷土食材を和する〜
第17回:鹿児島県「天草」 坂本靖彦氏の献立
ところてんの原料として知られる「天草」。ほぼ日本全国で見かけられるが、品質的に優れたものが採れるのが九州の鹿児島や長崎辺りだとされている。需要減から寒天やところてんそのものの生産量は激減しているが、本当の国産天草が持つ旨さや良さというものもまた見直されつつあるようだ。
撮影/藤澤 了 文/笹井良隆