今月の献立 〈第96回〉 2018年 12月 |
本年最後となる大阪料理会。挨拶に立った畑会長から、数日前にニュースで報道された2025年開催の大阪万博についての話があった。万博開催でさらに注目が集まる大阪。そうした流れの中で大阪料理会はもちろん、各会員店もまた何をなすべきかについての投げかけが行われた。さて、本会の前菜テーマは新春「十日戎」が取り上げられ、テーマ食材は旬の「天王寺蕪」、そして「すっぽん」の試作料理が発表された。 |
濱本良司さん 大阪あべの辻調理師専門学校 |
神田芳松さん ときわ 松 |
辻 宏弥さん 法善寺「浅草」 |
特別テーマ 〜知られざる郷土食材を和する〜
第19回:長崎県「長崎白菜」 辻宏弥氏の献立
唐人菜(とうじんな)とも呼ばれてきた長崎白菜。おそらくその名が付いたのは戦後のことだと思われる。中国伝来種。いわゆる現代の白菜とは異なる。長崎では煮物料理によく使われる他、雑煮には欠かすことのできない食材とされているようだ。
撮影/藤澤 了 文/笹井良隆