今月の献立 〈第101回〉 2019年 5月 |
新元号、令和第1回の大阪料理会。今年は五月に入り早くも夏日が続くという異常気象。食材の旬の在り方も再考が必要になるかもしれない。さて、前菜は以前に好評であった野菜づくしの夏バージョン。テーマ食材は、あえて旬をハズした「鯛」の新調理法などが紹介され、特別テーマには「生鰊(ニシン)」が取り上げられた。 |
山崎浩史さん 旬菜 山崎 |
久保是人さん おおさか料理 浅井 |
畑島 亮さん キュイジーヌ・ド・オオサカ・リョウ |
特別テーマ:知られざる郷土食材を和する
第23回:「生鰊」
大阪で鰊といえば身欠きが一般的。しかし、現代はその身欠きニシンの入手が難しくなっている一方、流通が整ったことにより生の鰊が関西の量販店でも簡単に手することができるようになった。これまでの干した鰊の料理から、生鰊の料理へと移り変わる時代になったのではないだろうか。
撮影/藤澤 了 文/笹井良隆