今月の献立 〈第108回〉 2019年 12月 |
平成、そして令和と2つの元号をまたぐ年の最後の定例会。また、大阪料理会が始まって丸9年となった。9年間、前菜の発表からスタートする形式であったが、今回から「突出し」という新たなテーマが加わった。コース全盛の時代だが、突出しとはいかにも大阪らしいではなかろうか。また、特別テーマではお節料理の二品が試作され、討議が行われた。 |
中村正明さん 和洋遊膳 中村 |
板倉誠司さん 旬菜 喜いち |
東迎高清さん おおさか料理 淺井東迎 |
特別テーマ:割烹妙技
第4回:「お節料理」
お節料理の中でも定番中の定番ともされる「黒豆」。そして、今では作る人がほとんどいなくなったお節料理のひとつ「編笠柚子(あみがさゆず)」が坂本顧問の提案で披露された。黒豆については店ごとに異なった炊き方があるだけに、試食後は会員各々の店における黒豆の炊き方が討議された。
撮影/藤澤 了 文/笹井良隆